2015年1月27日火曜日

男同士

先日、家族3人で区の育児相談に行った。私が助産師さんと話し込む間、息子は夫に抱っこされておとなしくしていた。助産師さんは、夫と息子の様子を見て「男同士で分かり合ってるって感じねえ」と笑っていた。
夫に抱っこされると100%泣いていた息子が、夫の顔を見るだけで笑うようになった。「男の子は3才くらいまでお父さんに懐かないよ(いやな言い方だなぁ)」などと言う人もいたけれど、泣いていても、夫に抱っこされると泣き止むまでになった。夫と息子の信頼関係も、日に日に厚くなっているようである。

里帰りから自宅へ戻った頃、夫は息子のお世話にずいぶん疲れていた。息子は抱っこすれば泣いたし、少しつらかったかもしれない。死神のような顔をして、ソファの隅に背中を丸めて座っていることもあった。でも「僕が抱っこすれば泣くもの」と開き直ってからは、どんなに息子が泣いても、夫は楽しそうだった。すると、その頃から息子は、夫のことが気になって気になって仕方ないようになった。そして今では、夜中に目覚めると、夫の布団の方を見て、夫の姿を探すほどのお父さん好き。お父さん、よかったねえ。

今日、夫は仕事が休みだったのだが、先ほど出かけた。SWANSのライヴに行くのだそうである。「僕が始めてSWANSを聴いたのは1985年。もう30年前だよ〜」と息子に話していた。「その頃はこれが音楽だとは思いませんでした」と夫は続けた。この人はずーっと音楽が好きだったんだなぁ。息子よ、30年後の君はどんな音楽を聴いているのかね。いつか、お父さんと男同士、自分の好きな音楽の話をしたりするのかね。
「Nick Cave & the Bad Seedsのメンバーになぜか選出されちゃって。ほかにはベックとサーストン・ムーアがいて、えーなんで僕なのーっていう夢を見たんだよね」
夜中、うなされていたので、なんかこわい夢見たの?という私の問いかけに、夫はそう答えた。「あーこわかった」だって。こういう人の息子なんだ、君は。

夫が玄関を出てから、息子は泣きっぱなし。眠いのもあるが、甘えたいのに、私だけでは手が足りないところもあって、泣いているのである。私は非情にも、今、息子を泣かせてこれを書いている。横にコンビラックを置いて、時どき声をかけたり体をさすったりして。泣いて5分経過。はいはい、そろそろ終わります。

何か強く好きなものがある人は強い。積み重ねた「好きなもの」は苦しい時、内側から自分を支えてくれることもある。君も絶対的に好きなものに出くわして、人生おもしろくね。


0 件のコメント:

コメントを投稿